Lステップとは、LINE公式アカウントを使った集客やマーケティング活動を自動化してくれるツールです。

LINE公式アカウントと何が違うの?
Lステップでできることや機能がわからない。

Lステップはどうやって導入するの?
導入方法や使い方、効果的な運用がわからない。
LASIQには、このようなご相談を多くいただきます。
この記事では、Lステップの機能やできること、導入方法までやさしく解説します。
Lステップとは?

Lステップとは、LINE公式アカウントを活用した顧客育成(リードナーチャリング)や集客・マーケティングを行うための配信スタンドです。
LINE公式アカウントからの配信を自動化することで、マーケティング活動を効率化してくれます。
Lステップの目的
Lステップを使う目的は、顧客育成をすることです。顧客の行動に合わせたメッセージ送信や最適な情報提供、顧客管理をLステップ内で行えます。友だち一人ひとりに合った方法でアプローチできるので、見込み顧客から顧客になってもらえる可能性が高まるのです。
また、クーポンの配信やおすすめ商品の案内など、一度顧客になってくれた人に情報を届けるツールとしても活用できます。新規顧客獲得だけではなく、リピーター獲得にも有効です。
Lステップは、さまざまな業界・業種での活用と相性がいいツールです。美容室やサロンなどの実店舗ビジネスだけではなく、オンラインサロンやECサイトなどの幅広い業界で活用しています。
Lステップは怪しい?
「Lステップ」を検索すると、「怪しい」という検索候補キーワードが出てきます。初めて見た方は、不安になるかもしれません。
そもそも、なぜLステップは怪しいと思われるのでしょうか。そのように思われる主な理由は、以下のとおりです。
- 実績が少ない新しいサービスだから
- 売上向上・集客効果が高いが、構築によって格差が広いから
- ネットビジネスで使われ、代行者とのトラブルが起きている可能性があるから
特に、ネットビジネスに使われていることが原因で「怪しい」と思われることがあります。いわゆる「情報商材」と呼ばれるビジネスなどにも活用されており、抵抗感を感じる方がいるのは事実でしょう。
ただ、Lステップはマーケティングツールの1つでしかありません。
Lステップで取り扱われる業界・業種は多岐にわたります。例えば、行政や教育事業、実店舗など多くの業界で活用される幅が広がっているので「怪しさ」を心配する必要はありません。
正しく活用すれば、とても有用なツールなので、安心して利用してください。
LステップとLINE公式アカウントの違い
LステップはLINE公式アカウントの配信をサポートするツールですが、LINE公式アカウントとは全くの別物です。LINE公式アカウントは、LINE株式会社から提供されているサービスです。企業や店舗が自社のアカウントを持つことで、お客さまに情報配信をしたりコミュニケーションを取ったりできます。
一方で、Lステップは株式会社Maneqlが提供するツールの一種であり、LINE公式の機能ではありません。LINE公式アカウントのAPI機能で連携して、効率的にメッセージを配信できるようにする外部のサポートサービスです。
LINE公式アカウントに登録したからといって、自動的にLステップが使えるようになるわけではないので注意しましょう。利用を希望する場合は、Lステップ公式や代理店から申し込みをする必要があります。
Lステップでマーケティングするメリット
「LINE公式アカウントだけで十分じゃないの?」「Lステップをわざわざ導入するメリットってあるの?」と疑問を抱いている方もいるでしょう。ここでは、マーケティングにLステップを活用するメリットを5つご紹介します。
- メッセージ配信を自動化できる
- 顧客情報が収集できる
- ユーザーの行動分析ができる
- 売上げアップを狙える
- 外部サイトと紐づけできる
各メリットを詳しく解説します。
メッセージ配信を自動化できる
LINE公式アカウントとLステップを連携すると、今まで手動で行っていたLINEからの情報配信を自動化できます。とくに便利なのが、事前に決めたシナリオに沿ってメッセージを配信できる「シナリオ配信機能」です。
多くのユーザーが別の時期に友だち登録しても、それぞれに対して設定した通りのスケジュールで配信してくれるので、企業側が管理する手間を省けます。
さらに、アンケートの回答に合った商品をおすすめしたり、買い替え時期に自動でリマインドを送ったりする作業も自動化可能です。Lステップを活用すれば、LINE公式アカウントの運用にかける時間やリソースを大幅に削減できるでしょう。
顧客情報を収集できる
LINE公式アカウントでもある程度はユーザーの情報を収集できますが、Lステップを使えばより詳しい顧客情報の収集が可能となります。Lステップでは、URLのクリック数やECサイトの訪問数、シナリオの購読数、LINE経由のCV数などの測定が可能です。
加えて、反応率の高いユーザーにランクをつけてセグメント配信する機能も搭載しています。お客さまの行動や感心に応じて配信コンテンツを自動で切り替えられるので、より効果的なマーケティングが行えます。
ユーザーの行動分析ができる
Lステップには、以下のような複数の分析機能が搭載されています。
- クロス分析
- 行動のスコアリング
- 流入経路分析
ユーザーの心理状態や行動を可視化してくれるので、施策の問題点や改善方法を見極めやすくなります。Lステップで集めた顧客情報を分析すれば、より成約につながる施策の実施が目指せるでしょう。
売上げアップを狙える
Lステップを使えば、一人ひとりのニーズに合ったマーケティングを行いやすくなります。空いたリソースでほかのマーケティングを行ったり戦略を磨いたりできるので、より洗練された集客方法や販売戦略へのブラッシュアップが目指せるでしょう。
Lステップをうまく活用できれば、短時間で大幅な売上アップが狙えます。
外部サイトと紐づけできる
Lステップから外部サイトへ誘導する場合は、友だちと購入者を紐づけて管理できます。つまり、「Lステップ(LINE)経由で購入した人」と「その他の人」を区別できるのです。
Lステップを経由して購入してくれた人がわかれば、その後のメッセージ配信やアプローチに反映できます。購買行動を促した施策の分析や、アップセル・リピート購入を促進しやすくなるため、より効果的な施策の実施に役立てられます。
Lステップの機能・できること
Lステップには、非常にたくさんの機能が搭載されています。ここでは、代表的な機能の一例をご紹介します。
- ステップ配信
- セグメント配信
- リマインド配信
- 自動応答
- リッチメニュー
- 回答フォーム
- 顧客管理
- 行動のスコアリングと分析
- 予約管理機能
- オペレーター機能
- 友だち追加時設定
Lステップでできることを詳しくみていきましょう。
ステップ配信
あらかじめ登録しておいたメッセージを、決められたシナリオに沿って自動で配信する機能です。たとえば、以下のようなシナリオを登録できます。
- 登録した直後にクーポンを配信する
- 2日後にアンケートを送信して、その2日後にSNSやブログに誘導する
- アクションが多いユーザーにだけイベントの案内を送る
このようなシナリオは複数パターン用意できるので、一人ひとりの興味や行動に合ったアプローチができます。ちなみに、LINE公式アカウントには同じメッセージを同じタイミングで一斉送信する機能しかありません。シナリオ配信は、Lステップならではの便利機能です。
セグメント配信
セグメント配信とは、集団を一定の条件で区切り、それぞれに応じた内容の配信を行うことです。年齢や性別などの基本的な属性情報はもちろん。「〇〇を買ってくれた人」「URLをクリックした人」などの行動でセグメントすることも可能です。
リマインド配信
セール開催や来店予約などの前にメッセージを配信し、ユーザーのうっかり忘れを防ぐための機能です。一人ひとりの興味や予約情報に合わせて自動でリマインドメッセージが送信されるので、企業側がスケジュールを管理する手間を大幅に削減できます。
自動応答
あらかじめ登録しておいたキーワードに沿って、自動でメッセージを配信する機能です。たとえば、ユーザーの「何時から」というメッセージに対して「17時から営業開始です」と返信するように登録しておけば、店員が個別で対応する手間を省けます。
リッチメニュー
トークルームの下部に固定メニューを表示させる機能です。ECサイトへの誘導やクーポン一覧、地図アプリのリンクなどを固定表示させられます。Lステップでは、ユーザーの行動に連動して表示内容を変える「セグメントリッチメニュー」という機能も使えます。
回答フォーム
アンケートやお問い合わせフォームを作成し、配信する機能です。入力項目は自由に作成可能で、蓄積された情報はセグメント配信などに活用できます。美容室の事前カウンセリングやECサイトのお問い合わせフォームなど、さまざまなシーンで役立ちます。
顧客管理
Lステップで集めた一人ひとりの情報や行動は、カルテのように個別に蓄積されていきます。この情報は、セグメント配信やほかのマーケティング施策をより効率化するためのヒントとなってくれるはず。
もちろん、情報はエクスポートすることも可能です。MAツールとしてだけではなく、情報を収集・管理するためのCRMとしても活用できます。
行動のスコアリングと分析
Lステップでは、メッセージの開封率やクリック数、購入回数、質問回数などの行動履歴を活用し、スコアリング(点数化)できます。スコアが高い友だちを優先表示させたりセグメントしたりすれば、購買・来店意欲が高い顧客に対して効率的にアプローチできます。
ほかにも、以下のような細かい効果測定・分析が可能です。
- サイトや動画の閲覧時間
- 配信から何分後にクリックしてくれたのか
- レスポンスが早いユーザー
など
マーケティングに活かせる内容ばかりなので、効果的かつ効率的なアプローチに役立ちます。
予約管理機能
Lステップには、予約を管理する機能も搭載されています。使用できる機能は、以下の2つです。
- 空いている日付から日時指定で予約できる「カレンダー予約」
- イベント開催日の予約を受け付ける「イベント予約」
なお、予約管理機能では「締切期限」「定員」「予約回数制限」なども設定可能です。予約者の名簿はCSVでダウンロード可能なので、外部のツールと連携したいときも便利でしょう。
オペレーター機能
マンツーマンの個別トークが可能なオペレーター画面を発行する機能です。対応を担当するオペレーターは、専用の画面にログインすることで友だちと個別にメッセージをやり取りできるようになります。
オペレーター機能では閲覧や編集範囲を制限できるため、プライバシーに配慮しながら顧客対応することが可能です。
友だち追加時設定
友だち追加してもらったときに自動でアクションしてくれる機能です。サンクスメッセージの送信やクーポンの配信、アンケートの実施などさまざまなアクションを設定できます。友だち登録してもらったタイミングで効果的に訴求できれば、すぐにアクションを促せる可能性が高まります。
Lステップの料金
Lステップの料金プランは、月の配信数によって変わります。料金プランの種類は、以下の4つです。
- スタートプラン
- スタンダードプラン
- プロプラン
- 大量送信プラン
ここでは、2022年12月時点での料金プランをご紹介します。
スタートプランは月額2,980円
もっとも費用が安いのが、スタートプランです。配信数は1,000通までと少ないのですが、Lステップの基本的な機能はしっかりと使えます。友だちが少ないうちは、こちらのプランでも十分でしょう。料金の詳細は以下のとおりです。
- 初月利用料金:0円
- スポットコンサル:1回無料
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):2,980円
- 月配信数:~1,000通
まずはスタートプランで試してみて、必要に応じてプラン変更することをおすすめします。
スタンダードプランは月額21,780円
スタートプランでは配信数が足りない場合は、スタンダードプランがおすすめです。配信数が15,000通までと非常に多く、基本機能にプラスしてリッチメニューやURLクリック測定を含む4つの機能が利用できるようになります。料金の詳細は以下のとおりです。
- 初月利用料金:0円
- スポットコンサル:1回無料
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):21,780円
- 月配信数:~15,000通
Lステップの成果を細かく計測したい、より利用できるメニューを充実させたい場合は、スタンダードプランを検討してみましょう。
プロプランは月額32,780円
Lステップの機能を余すことなく活用したい方には、プロプランが向いています。配信数がより増えることに加え、充実した分析機能やスタッフ権限設定、アクション管理などの機能が使えるようになります。料金の詳細は以下のとおりです。
- 初月利用料金:0円
- スポットコンサル:1回無料
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):32,780円
- 月配信数:~45,000通
スタンダードプランに1万円プラスすればすべての機能が使えるようになるため、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。友だちが多い企業や、Lステップでしっかりと成果を出したい企業におすすめです。
大量送信プランは月額87,780円〜197,780円
プロプランでも配信数が足りない場合は、大量送信プランを検討しましょう。すべての機能を使えるうえに、配信数に応じた料金プランが選べます。料金の詳細は以下のとおりです。
- スポットコンサル:1回無料
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):87,780~197,780円
- 月配信数:~1,000,000通
大型プロモーションを手掛けている企業、毎月の配信数が多い企業におすすめです。なお、大量送信プランのみ契約時から課金が発生する点に注意しましょう。
Lステップの導入方法
LステップはLINEとは別のツールであるため、導入時は申し込みやLINE公式アカウントとの連携手続きが必要です。ここでは、Lステップの導入方法を簡単に説明します。
サービスサイトから申し込む
まずは、Lステップの公式ページにアクセスし、申し込み手続きを行いましょう。申し込み手順は、以下のとおりです。
- サービスサイト内の「無料で試してみる」のボタンをクリックする
- 希望するプランを選択する
- お客様情報とクレジットカード情報を入力する
登録したメールアドレスに「ログイン情報」が送信されたら、申込完了です。続いて、初期設定を行いましょう。
LステップとLINE公式アカウントを紐付ける
次に、LステップとLINE公式アカウントを紐づける初期設定を進めましょう。Lステップを使うために必要な設定は、以下の4つです。
Channel IDとChannel Secretの取得
まずは、LINE公式アカウントとLステップの連携に必要な「Channel ID」と「Channel Secret」を取得しましょう。こちらは、LINE公式アカウントで確認できます。確認手順は以下のとおりです。
- LINE公式アカウントにログインする
- 「設定>Messaging API>Messaging APIを利用する」に進む
- プロバイダー名に会社名や団体名を入力し、「同意する」をクリックする
- 任意の開発者名(担当者名)やアドレスを入力し、先に進む
- 表示されたChannel IDとChannel Secretを保存しておく
Lステップユーザー登録・連携
次に、Lステップのユーザー登録とLINE公式アカウントの連携を進めます。契約が完了すると、Lステップから「Lステップ管理画面情報のお知らせ」がメールで届きます。
そこに記載されているURLをクリックすると、Lステップの利用登録画面にアクセスできるので、そこから設定を行いましょう。手順は以下のとおりです。
- 「新しくLステップユーザーを登録する」ボタンをクリックする
- 個人情報を入力してLステップユーザー登録を行う
- Channel IDとChannel Secretを入力する
- 「チャンネル情報を登録する」をクリックする
応答設定
Lステップを使えるようにするため、LINE公式アカウント側で応答設定の変更を行いましょう。手順は、以下のとおりです。
- LINE公式アカウントにログインする
- 画面左側にある「応答設定」をクリックする
- 「応答モード>Bot」「あいさつメッセージ>オフ」「応答メッセージ>オフ」「Webhook>オン」で登録する
応答モードをBotにするとLINE公式アカウントのチャット画面は開けなくなり、Lステップ側にメッセージが届くようになります。LステップはBotモードでしか利用できないため、注意が必要です。
LINEログインチャネルの開設
最後に、Lステップ側で「LINEログインチャネルの開設」を行います。手順は以下のとおりです。
- Lステップの「LINEログインチャネルの開設方法はこちら>LINE Developersのページはこちら」をクリック
- 右上のアイコンから名前を選択してログイン
- 「新しいチャンネルを作成する>LINEログイン」をクリック
- チャネルアイコンやチャンネル名を登録し、アプリの種類で「Webアプリ」を選択
- 「LINE開発者契約の内容に同意します」にチェックし、「作成する」をクリック
- チャンネル名の右にある「非公開」をクリックして「公開」に変更す
- チャネルIDとチャンネルシークレットをコピーしてLステップに貼り付け
- チャンネルが「公開済み」か確認し「LINEログインチャネルを登録する」をクリック
以上でLステップの導入とLINE公式アカウントとの紐づけは完了です。
Lステップの使い方
Lステップでは、各機能の設定を簡単な操作だけで行えます。ここでは、必ず行っておきたい設定の手順をご紹介します。
- 友だち追加時のメッセージを設定する
- タグを設定する
- 友達情報を設定する
- 一斉配信する
- シナリオ配信を設定する
- 困ったときはマニュアルやサポートに頼ろう
Lステップの使い方を詳しくみてみましょう。
友だち追加時のメッセージを設定する
最初に、友だち追加してもらった際に送る最初のメッセージを設定しましょう。手順は以下のとおりです。
- Lステップ管理メニュー左側の「友だち追加時設定」をクリック
- 「新規友だち」には今後友だちになる人、「既存友だち」には現在の友だち向けのシナリオを設定
- 任意のタグを入力
- クーポンの配布などを「その他のアクションを設定する」から設定
- 「設定を保存する」をクリック
シナリオの設定方法は後述するので、そちらを参考にしてみてください。
タグを設定する
Lステップでは、友だち一人ひとりにタグ付けできます。タグの設定方法は以下のとおりです。
- Lステップ管理メニュー左側の「タグ管理」をクリック
- 「新しいフォルダ」から「性別」や「年代」などのフォルダを作成
- フォルダごとに必要なタグを作成
たとえば、「男性」「女性」「20代」などのタグを用意しておけば、あとからセグメント配信やアンケート、分析などに役立てられます。
友だち情報を設定する
友だち情報とは、友だち一人ひとりに登録できる詳細な情報です。本名や電話番号などを設定できます。設定手順は以下のとおりです。
- Lステップ管理メニュー左側の「友だち情報管理」をクリック
- 「新しいフォルダ」をクリック
- 必要なフォルダを作成し、管理したい項目を追加
本名や性別などを設定しておけば、メッセージ配信のときなどに本文に代入できるようになります。タグは「性別」や「年代」などの大まかな属性、友だち情報は「一人ひとりの個別情報」を管理できる機能であると考えておきましょう。
一斉配信する
一斉配信は、友だちに向けて一斉に同じ内容を配信する機能です。「セミナーに参加してくれた人にだけ送る」など、セグメント配信することもできます。設定手順は以下のとおりです。
- Lステップ管理メニュー左側の「一斉配信」をクリックする
- テキストを作成する場合は「新規作成」、事前に作ったテンプレートを使用する場合は「テンプレート作成」をクリック
- 配信先と配信日時を設定する
- 配信メッセージを設定する
- 「配信登録」をクリックする
このあとに紹介するシナリオ配信と一斉配信を組み合わせると、よりLステップマーケティング効果を高められます。
シナリオ配信を設定する
シナリオ配信は、あらかじめ設定したおいた流れに沿って、メッセージを自動配信する機能です。たとえば、「登録直後にお礼、翌日に商品説明、クリックしてくれた人にはクーポンを配信」のように、マーケティング活動を自動化できます。設定方法は以下のとおりです。
・Lステップ管理メニュー左側の「シナリオ配信」をクリックする
- 「新規登録」をクリックし、シナリオのタイプを選択
- シナリオ名を設定し、「メッセージを追加」をクリック
- 「配信メッセージ登録」から配信タイミングや送信先、配信内容を設定
- 「シナリオ登録」をクリック
シナリオ配信は、Lステップならではの機能です。しっかりと作り込めば、自動的に集客する心強い営業ツールになってくれます。
困ったときはマニュアルやサポートに頼ろう
ここで紹介したもの以外にも、Lステップには便利な機能が盛りだくさんです。直感操作で設定できるものばかりなので、ぜひ管理画面を触っていろいろな機能を試してみてくださいね。Lステップでお困りごとがあれば、マニュアルやコンサルティングサポートを利用しましょう。
Lステップ公式では、使い方に関するマニュアルが公開されています。また、公式のスポットコンサルは初回無料で受けられるので、活用してみるとよいでしょう。
ほかにも、Lステップ構築やコンサルティングを行っているマーケティング代行会社は数多く存在しています。より成果を上げたいなら、このような企業に相談してみることも一案です。
Lステップの効果を最大化する方法
Lステップの効果を最大化するためにも、利用時は以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 配信のタイミングを最適化する
- さまざまな機能を組み合わせる
- タグとスコアリングを活用する
各項目を詳しく解説します。
配信のタイミングを最適化する
Lステップでメッセージを配信するときは、タイミングを最適化することが大切です。ポイントは、いきなり商品購入や来店を促すのではなく、ユーザーとの関係性を築き上げてから訴求することです。
たとえば、以下のようにシナリオを設定しておけば、ユーザーが情報を必要とする最適なタイミングでメッセージを届けられます。
- 登録直後:お礼メッセージ
- 1日後:自社商品の紹介
- 3日後:口コミや評判の紹介
- 5日後:無料お試しサンプルの案内
- サンプルを申し込んだ人に向けて:商品のクーポン配信
ユーザーの心理や行動を踏まえてシナリオを設定できると、Lステップの効果を最大化できます。まずは、ユーザー分析から始めてみましょう。
さまざまな機能を組み合わせる
Lステップには、メッセージ配信のほかにもさまざまな機能が搭載されています。ぜひ配信機能だけではなく、ほかの機能も組み合わせて活用してみてください。
たとえば、「回答フォームの内容に合わせてメッセージを配信する」などの施策を実施すれば、一人ひとりにマッチしたアプローチができるようになります。ぜひ、いろいろな機能を試して、自社に合った訴求方法を見つけてみてくださいね。
タグとスコアリングを活用する
Lステップの魅力のひとつとして、タグとスコアリング機能が挙げられます。タグを活用すれば、「Twitterから登録してくれた人」「URLをクリックした人」などを分類できるようになります。この分類を活用することで、より効果的なメッセージ配信に役立てられるでしょう。
スコアリング機能は、友だち一人ひとりの興味度合いを点数化する機能です。優先的に訴求すべき人の分析や興味に応じた配信に活用できるので、顧客育成の際に活用できます。タグとスコアリングは、少ない手間で配信の効果を最大化するサポートをしてくれます。必ず活用しましょう。